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新人看護職員研修『PNSマインドⅠ-②』

『SST③』研修と同日、新人看護職員を対象に『PNS マインドⅠ-②』研修を開催しました。PNS(P:パートナーシップ・N:ナーシング・S:システム)とは、看護師2人が対等なパートナーとして互いを補完し、「責任」と「やりがい」を2人でわかち合う看護提供方式です。入職当初に実施した『PNSマインドⅠ-①』ではPNSの概要について学びました。今回は、自立に向けたパートナーシップ・マインドを育成することを目的としています。

研修内容


最初に、看護の質向上委員会の看護師長を講師に、「PNSマインド」と、「マインドを支える3つの心(自立・自助の心、与える心、複眼の心)」について講義を受けました。そのあと、PNSのGoodバージョンとBadバージョンの動画を視聴し、グループワークを行いました。グループワークでは、「日々ペアで働くうえで意識していること」「動画を視聴して感じたこと」「このワークを振り返り、PNSにおいて今後どのような行動ができるか」について話し合い、研修生全員で共有しました。

研修生の反応

「ペアの先輩とお互いのことを考えながら行動していくことが、良い看護につながっていくことを学んだ。患者さんに良い看護ができるように、PNSをもっと活用していきたい」「自分だけでなく、ペアの先輩の状況も把握してお互いに助け合える関係になれるようにしていきたい」「話しかける際の声のトーンや言い方等に気を付けることで、よりPNS を活かしていけると思う」といった、SST③で学んだことを活かしてPNSマインドをより深く考えられた研修生もいました。同じ日に2つの研修を行ったことがとても効果的だったと思いました。

これから


新人看護師はこの研修で、ソーシャルスキルトレーニングを通してコミュニケーションスキルを磨くこと、PNSを通して良いパートナーシップと看護の「やりがい」を見出すことを学びました。良好なコミュニケーションや相手を思う気持ちが、患者さんへより良い看護を提供できることにつながることが実感できたようです。今回の研修で得た学びを糧として看護の現場で活かせるよう願っています。